これって、何色!?(@△@;)

2021.07.14

こんにちは!

 

引越業界8年連続 No.1 の、サカイ引越センターグループ

高級ブランド買取専門店 JJコレクション 光明池店

査定士(宝石鑑定士)の店長 マツムラです。

 

 

いつもブログをご閲覧頂き、誠に有り難うございます♪ m(_ _)m

 

 

今回は、『色』 に付いて、ちょっと不思議なお話をしてみたいと思います。

 

 

事の発端は、私の友人が何気なく放った下記の一言でした・・・。

 

 

「最近は、銀色の500円玉をあまり見かけなくなったね~」

 

私は一瞬何のことか分からず、

 

「何言ってんの!? 500円玉って全部 銀色でしょ!」

 

と返したのですが、

 

「え~ッ! 違うよ!! 昔は銀色だったけど、最近は金色ばっかりだよ!」

 

「??・・・・???・・・・??」

 

 

 

もう、この時点では 『この人、いったい何を言ってるんだろう!?』 と言う感覚が頭の中でグルグル回っているだけでした。(^^;)

 

 

でも、よくよく考えて見ると 確かに500円玉には、『完全に銀色のタイプ』『微妙に黄色味がかっているタイプ』 があったような気がしたので、財布から500円玉を探し出して早速確認して見たところ、私の持っている500円玉も『微妙に黄色味がかっているタイプ』 だと言う事に気が付きました!!

 

これって、何色!?(@△@;)

 

「金色って、もしかしてコレの事!?」

 

と聞くと、

 

「そうそう! これこれ! やっぱり金色やん!!」

 

と友人は嬉しそうに反応してくれましたが、

 

「ちょっと待って! これは確かに ほんの少しだけ金色がかっては居るけど、何色って聞かれたら普通に銀色じゃない?」

 

と言う私。

 

「え~ッ! これは銀色じゃなく金色だよ~ッ! どっちかと言うと 銀色がかった金色!!」

 

と言う友人。

 

「マジか!?」

 

 

私には、銀色に見える500円玉が、友人にはどうやら『金色に見えている様なのだ!』

 

 

正直、愕然としましたが、ここで頭をよぎったのは、『色弱』 と言う疾病でした。

 

 

【色弱】=(しきじゃく) ← 現在は、色覚異常と呼ばれる症例のひとつで、簡単に説明すると、『色を認識する力が弱く、色の見え方が通常の人と違う状態』の事を指します。

 

 

また、色覚異常には様々なパターンがあり、赤系や緑系が特に見分け辛かったりするものや、先天性(主に遺伝)or 後天性(加齢や病変)など原因もマチマチなのですが・・・

 

 

それよりもっと驚かされたのは・・・

 

 

日本人女性の0.2%、男性においては ナ・ナ・ナント! 5% もの頻度で起きていて、国内では300万人以上が該当すると言う事実でした!!

 

 

つまり、日本人男性の 約20人に1人が、『色覚異常』 と言う事になる訳です! (@◇@;)ソンナニイルンダ

 

 

 

ちなみに、『炎の画家』 として有名な 『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』も色弱だったと言われており、彼が表現したかった色と、私達が見ている色は違う!と言うのが現在では定説になっていますね。

 

 

例えば、下記の画像はゴッホの有名な作品『星月夜』ですが、一般の人が見た『色』と、ゴッホが見ていたであろう『色』はかなり印象が違います!

 

【星月夜  一般の人の見え方】

これって、何色!?(@△@;)

 

【星月夜  色覚異常=ゴッホが見ていたであろう色】

これって、何色!?(@△@;)

 

また、他の作品 『夜のカフェテラス』 も全体的に印象が違います!

 

 

【夜のカフェテラス 一般の人の見え方】

これって、何色!?(@△@;)

 

【夜のカフェテラス  色覚異常=ゴッホが見ていたであろう色】

これって、何色!?(@△@;)

 

どうでしょうか!?

 

 

こうして、改めて見比べてみると、一般人の目に映る 『夜のカフェテラス』 の色使いは、すこしゴチャゴチャしてる様に感じませんか?

 

それに対して、ゴッホが見ていたであろう 『夜のカフェテラス』 の方が、夜の静けさや落ち着いた雰囲気の情景を描けている様に思うのは私だけでしょうか?

 

 

 

この様に、今まで当たり前だと思っていた 『色の見え方』 と言うのも、『人によってはかなり違う可能性がある!』 と言う事が分かって頂けたと思います。

 

 

 

また蛇足ですが、人間の脳は何百万もの色の識別をする事は出来ますが、厳密な色合いや濃淡は正確には記憶に残せないんだそうです。

 

 

なので、色の専門家でもあるダイヤのカラーグレーダーさん(カラーを選別する専門職の鑑定士)でも、色のグレーディングをする際は必ずマスターストーン(付け石)と言う、基準となる色の石とガッツリ見比べながら判別するんですね。

 

 

人間の体って言うのは、時に精密機械を上回る程の精度があったりする反面、ありゃりゃ!?っと思うくらい曖昧でファジーだったり・・・本当に不思議なな~と 改めて感じる今日この頃でした・・・ (*^_^*)

 

 

 

ちなみに、金色っぽい500円玉は、2000年(平成12年)の8月から発行が開始されました。

 

 

それまでの500円玉(正式名:500円白銅貨)は、ハッキリ銀色で

材質は白銅製、金属の比率は、銅75%、ニッケル25% だったのですが、

 

韓国の500ウォン (当時のレートで約50円) の直径が全く同じだった事により、自販機を狙った偽造事件が頻発したため、犯罪抑止の名目で 金色っぽい500円玉 (新500円硬貨) が製造される事となりました。

 

金色っぽい500円玉(正式名:500円黄銅貨)は、黄色がかった色味が特徴的で、

材質はニッケル黄銅製、金属の比率は、銅72%、 亜鉛20%、 ニッケル8%

となっています。

 

 

 

貴方も一度、ご家族や友人達と、『500円玉が何色に見えるのか?』 聞いてみては如何でしょうか?

 

 

何か新たな発見があるかもですよ~ッ♪

 

 

 

今回は、買取り案内とは全く違う内容のお話でしたが、最近ちょっぴり気になった事なので敢えて掲載して見ました! (〃’▽’〃)ノ”

 

 

また何か気になるネタなんかが有りましたらドンドン掲載して行こうと思っておりますので、応援どうぞ宜しくお願い致します!  ∠(・`_´・ )

 

 

 

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